8月15日 三日目〜男性向け〜

コミケの徹夜も最終日、明日の祭りを目の前に男たちは血気盛んになっている。
なんていうか徹夜する人がえらく居すぎる。
しかも埠頭の隅っこでは一般人DQNによるDQNのためのトランスパーティーだかなんかが開催されていて
徹夜列を形成するのに時間がかかってしまった。
花火みたいな炎を振り回しながら軽くキマってるお兄ちゃんやお姉ちゃんが踊っている。
20人くらいの怖い人たちと一万近いオタク、勝てないわけがない
ていうか何人くらい徹夜していたのだろうか?
そのままデスマーチ突入。
東駐車場について、東、西に列を分けるときになって
後ろのほうに並んでいる友人が西側で番号を使いたいというので
東と西に分離。
人が多すぎるからその友人と合流するのにも一苦労(*´д`*)
しかも雨が降りそうな天気だったので、一足先にコンビニに行こうということになって
ファミマに行ってみると飲み物がまったく残っていなくて、鬱…
東側のメインのチームに合流したらみんな爆睡しているし
とりあえず何かが起こったときのために一人で見張り。
2時半に列の移動をするとか言ってるのに、本当に移動するのは30分以上遅れてから
西列がいなくなって、しっかり固定の東列になってからは、
持っているすべてのシートをものすごーく広く敷いてみんなで雑魚寝。
少しの睡眠がかなり体力を回復してくれるので熟睡。
 
ふと、頬に当たる冷たいもの
 
来た!ついに来やがった!(*´д`*)
自分でも驚くほどの目覚めで、すぐにゴミ袋で装備を包む。
前回の夏コミの教訓があるから手は抜かない。つもり
周りの人たちの中には結構余裕ぶってる人とかいたけど、局地での雨とか甘く見ていると
死ぬのです
大降りになりだしてからはマジみんなテンパった。
本当にもう少しだって言うのに、去年の悪夢の再来だっていう。
よくよく考えてみると、オレ最終奥義の靴下の上にビニール袋を履くをやるのを忘れていて
靴にも被害が出てしまってマジ萎える…
かなり特殊な状況だから精神的にも動揺して超機嫌が悪くなってきて
早朝合流した、それまで来ていなかったメンバー(三日目がはじめての友達の友達
にぶち切れそうになる。
こちとら雨の中ガクガクブルブルしていたっつうのに、へらへら笑いながら
「雨最悪〜」
とかぬかしていると、キモオタ代表みたいなその顔をぶちのめしたい一心です
 
しかも9時を過ぎても列は動かないし、スタッフに怒りがこみ上げる。
 
9時40分になって、やっと屋根のある東ホールに侵入できた。
これは番号が早かったからであって、残りの何千人はまだ冷たい雨の下かと思うと
本当に優越感(*´д`*)
東から侵入するのは初めてで、これまでは西から東に入るルートだったので中が新鮮。
ていうか東から入ったほうが普通に早いし…
開会したらみんなどこにこんなエネルギーが残っていたのか的なもうダッシュ
てかこのために徹夜したから当たり前か〜
 
ボクのルートとしては最初に東3のTONY T2 ART WORKS [A86]に突撃。
Fate本なうえに紙袋、セットなんてなんていうかレアっぽいから一番最初に落とす気満々。
列が長くなる前に並べたものの、ハケが悪くって20分くらいかかってしまった。
自分の分と友人の分のセット2つと一冊別に購入。
ブースはなれて内容を確認してみると、再びラッキー!
冊子が一冊多く入ってる〜ヽ(゜∀゜)ノ
なんか今回のコミケは運がいいな〜

次に一気に東456館に移って相田裕 JEWEL BOX +LAMP BOX [シ87]に行く。
今回は18禁本なのでムフフ(´∀`)
 
通りがかりにいずみ ぱへかへ [シ45a]  高野真之 VANISHING POINT [シ90]
で買い物。
商業化する前に手を出しておけばよかった…
 
最も重要な村田蓮爾 PASTA'S ESTAB [シ77]はチームメイトに頼んであるので通り過ぎ〜
同じく高野音彦 christmas note [シ55]も頼んであるので素通り。
 
次は安倍吉俊 むてけいロマンス [シ36]に並ぶ。
限定1000冊で「白雨」なる昔の本を再販するので、
間に合うか結構心配だったけど普通に購入。灰羽新刊ももちろん。
隣に並んでいたリア厨が「安倍さんはあの人だ」的なことを言っていて、
安倍さんを知ることが来た。
直接描いている人から買えるなんていうのは、やっぱりコミケの良いところだと思う。
持ってきたプラスチックケースがそろそろいっぱいになってきていて
赤美潤一郎 睡苑 [シ60]を一段落として、一回集合場所に行くことに
 
集合場所に着いたら、やっぱりたくさんの人たちが同じように
前線基地として使っているだけあってえらく混んでいた。
そこに待機していたのは一人だけで、他の人たちはまだまだ戦闘中のよう。
全部の荷物を友人に預け、空のケースだけ手にもって即前線復帰。
再び東館に突入すると、早朝組みが入ってきているようで
今までよりも人が多くなって、どの列もすげー伸びている。
自分の行くところは、列はできるもののたいした量ではない。
というところばかりなのでこういうとき楽。
順番は忘れてしまったけれど、適当に無駄のないように
司淳 TSUKASA BULLET [シ8]
花見沢Q太郎 花Qスタジオ [ミ46b] ここも多分、花Q本人から購入。冬コミはようこさんから買った。
砂原堂 [ム31] テンパって間違えた既刊を購入。
@ERIMO 東京漫画研究所 [メ31]
みやんち [ナ15]
などなど?よくわかんない(*´д`*)
 
もう一度集合場所に戻ったら何人か集まっていて、頼んだ村田蓮爾を回収
 
しようとしたら「雨に濡らして駄目にした。」という人。
ぶっちゃけ俺よりコミケ経験長いやつがそんなことでミスるなよ…
ループすらしていなかったので自分で買いに行くことに。
村田蓮爾 PSEはかなり量を持ってきているので売り切れてはいないと予想がついたので
軽い気持ちで買い物に…
 
少々並んで、ブースの前に移動したとき
ふと、どこかで見たような人物が道端でタバコを吸っていた。
 
瞬間、電気が体に走った。
村田蓮爾氏ご本人!!!(;゜ Д゜)
やべぇやべぇ!
俺以外に列の中で気づいてる人は少ないようで、
買い物が終わった人が近づいていって小声で本人と確認してサインをねだっているのを見て確信。
「じゃあ人目のないところで…」の超ご本人発言!
それを見た瞬間から心臓はものすごいことになっていて、本を買ったらすぐにご本人を探して
少しサイン列ができていたので女性に混じってサインをゲット!ヽ(゜∀゜)ノ
優しく「ありがとうございます」と声をかけてくれた。
てかこっちがありがとうございます!
しっかりお礼を言いました。
村田蓮爾デザインのジップアクセの大きなジャケットにシルバーのリングをして、
黒のニットをかぶって、黒くシックに統一されたファッション。
やっぱ違うね〜
眼鏡をかけたデブとかが絵を描いていたらヒクけど、
描いている側もお洒落さんだったら本当に印象が良い。
またタバコが良く似合う!
 
そこから集合場所に向かうまでは軽く笑いながら今にも走り出しそうな感じで、
周りから見たら本当にイカレた野郎だっただろう。
でもマジに神が降臨したのだよ!嬉しいのだよ!ヽ(`Д´)ノ
 
それを蓮爾本を欲しがっていた友人に言ったら「俺も行く!」と言って
本人は俺しか確認できないので一緒に本を持ってブースに。
一度サインをいただいた上に、友人を連れてきたりするんがバレると
なんだか非常に悪いので、遠くのほうから誰が本人かを教えて遠巻きに見つつその場を去る。
集合場所に帰ってきた友人にサインを見せてもらうと、
既刊にサインをしてもらっていたのだけれどLAST EXILEのラヴィのイラストの上にサインがしてあってものすげぇ〜かっこいい!
自分もサインをもらったものの、新刊裏表紙に書いてもらったので
イラストに描いてもらえばな〜と少し後悔…
だけどいいのだ!サインなんて手に入らないのだよ!ヽ(`Д´)ノ
 
もう、たったひとつのことで僕の中の雨雲はどこかへ行ってしまったのだ。
 
ぞろぞろと仲間たちが戦場から引き上げてきて、それぞれが委託しあった本の交換が始まる。
ボクはあまり重複していなかったので少し観察。
超大手の本を手に入れてみんなハッスルしている、けど興味がないとなんていうことはないのね(*´ω`*)
でも余った煉瓦の本は買わせてもらった。
たなぼた〜(*´д`*)
 
交換が終わっても、閉会まで時間があったので東館を散策。
まさに兵どもが夢の跡
人が減って、よりビックサイトの広さを知ることができる。
そしてまだ販売してる大手壁サークルにもびっくり。
YUG YUG MIX [シ64]がまだやってたので購入。
意外とやっているものですね〜
これで最後のお買い物終了して、閉会〜ヽ(゜∀゜)ノパチパチパチパチ
 
で、ゆりかもめに乗って戦場をあとに…
五日間ありがとうビックサイト。また冬に会おう!
 
ゆりかもめ内もえらく混んでいて、お台場冒険王とかいう場違いなイベントのせいで
陣地は車両の連結部の上まで追いやられて、ついそこでうとうとしてしまった。
新橋に到着するときに、ホームを変えるために線路?を切り替える時に車両が大きく揺れ
二つの車両の隙間に落ちそうになってしまった。
かなりびびって目が覚めた。けどすぐ眠くなった。
新橋で降りたら、乗り換える前にみんなで飯を食うことになって
駅前のパスタ屋さん食べることに。
そこも客の8割は有明帰りで、みんな大荷物。
メニューからなす・きのこ・ベーコンのしょうゆ炒め(パスタ)を注文。
奈須きのこを食べました。
すっげぇうまかった(*´ω`*)
 
そこらへんから睡魔が大変なことになっていてあまり記憶がない。
どうにか家にたどり着いたとき、
弟に「やつれ過ぎだよ!」といわれたのがショック(つд`)
 
こうして僕たちの戦争一時休戦を迎えたのであった…
次回、冬を待て!