スノボ旅行の終焉

7〜10日と新潟県妙高山杉の原スキー場にスノーボード旅行に行ってきました。
7日の夜発の夜行バスに乗って、高速に乗って都内から出たら東松山で下に下りて、
あれ?と思ったら、4時間前に出発した熊谷市を抜け
(!うちの近くをバスは通った!)
ずーっと高速に再び乗ることはなくそのまま群馬、長野、新潟とバスは走っていきました。
料金が激安のプランなので高速代をせびったのは許せるのですが、
まさか地元の、しかもうちから10分くらいのところまでバスが来るとは想定外で、
1時間半かけて池袋に集合した僕が馬鹿のようで、バスの中で一人だけ叫んでいました。
どうせならセキチューのあたりで乗せてくれればいいのに!!
 
 
スキー場が長野県なのか新潟県なのか旅のメンバー4人全員が把握しておらず、
民宿について新潟県だということを確認。
民宿も料金を安く上げるために一番安いところを幹事が選んだために、ほんと今にもつぶれてしまいそうな家で
メンバーの誰もが
「はぁぁ〜〜??」
と不満の声を上げましたが、
実際に泊まってみると、経営者の老夫婦の人柄と全てが手作りでとてもおいしい朝食と夕食、

どこぞの「ロッヂなんたら」みたいなところの何十倍も人の温かさに触れることができ、
メンバー全員で「本当にここでよかった」と思える民宿でした。
「かりた荘」
同時に宿泊していたおばさんたちのグループとも仲良くなり、
ゲレンデにあるおいしいレストランを紹介したりしてもらい一緒に写真をとったり、
出会った人たちの平均年齢はひどく高いものでしたけれど一期一会というものがありました。
このおばさんグループも経営者の老夫婦の人柄に惚れていて、
「まるで自分の実家にいるようだ」と言っていましたし、僕たちもそう感じました。
ん〜いいね〜
人の暖かさっていうのわ
(*´ω`*)
都会にはないのかもね
 
 
スノボ、初日は雪、ゴーグルなし(原付のゴーグルは持っていった)で突っ込んだ僕は
目を開けていられなくて、地面なのか空なのかわからないほどホワイトアウト
初心者にはきつい初日でしただ。
二日目、
晴れ、時々雪。
とってもすてきなかんじ。
けっこう滑れるようになってきて、普通に滑れる二人と2回目のやつと初心者の僕、4人全員でぐるぐるまわれました。
ゲレンデの全長が8キロを超えるとても長いスキー場で(よくわからないが長いらしい)
横幅も広く、平日ということもあって人数もまばらで
初心者が大きくターンをしてもぜんぜん余裕がある、とってもよいゲレンデでだったのでとってもよかったです。
ゲレンデの中腹にあるカレーショップというカレー屋で、
シーズンスポーツ特有の(特に山は)やたらめったら高価な値段の食事をとりました。
カレー1000円、コーラ350円。
コーラなんて客の前でペットボトルから紙コップに移し変えてるの!
といっても、カレーはマジにうまい!
(*´ω`*)
雪山で疲れているからもあるのだろうけど、そんなの関係ないくらいおいしい!
カレー屋のオッサンの人柄でコーラがペットボトルの半分しか飲めなくてもそれで十分な気がしてしまう!
ああ、
すげえな雪山って!
三日目、最終日。
超快晴、雲ひとつないブルースカイと純白のゲレンデ、最高のコンディション。
それまで閉鎖されていた一番上までのリフトに乗ることもできて、傾斜にビビりながら何度も新雪に突っ込んだり。
三日間通して雪がさらさらで、積もった新雪はやわらかくて初心者の僕にとっては転んでも痛くないという最高のクッションでした。
新潟と長野の合間の山から野尻湖とか長野の平野がずーっと見渡せるほど晴れ渡っていて
一番上のリフトは、本当に最高で、初めてスノボに来てこんなゲレンデと天気にめぐり合えるなんて本当に運がいいなーと感じていました。
そして時間も差し迫って、最後の滑りをするために何度目かのリフトに乗ったときに、
 
ふと、
 
 
あら?
 
 
「ポケットに携帯電話なくない?」
 
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
パンパなくガクブル
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
  
 
リフトで友達に説明して、一番上から通ったルートを検索…
最後の滑りなのになんて、なんてことをしちまったのだろうか…
おおお、おお
 
途中で友達が電話をかけてみたら、話し中。
ってことは誰かが拾って電話をかけているってことだよね!
(電波がないとき話中になるよ、といらん解説があったが気にしない)
とりあえずそれを期待して一気に下山。
途中からといってもさすが8キロを超えるゲレンデ、すげー長くて十分滑れて少し助かった。
これで本当に滑れずに終わったら友達の機嫌も回復せずに大変なことになっちゃったね
一番下から違うリフトに乗ってスキー場の事務所へいって、連絡先を残して一路帰路へ。
正直まったくテンション上がらず。
最高の旅行が最後の失敗で大変なことに…

 ら
  ら
   ら
    ・
     ・
      ・
 
民宿のおばあちゃんが言っていた
「街へ行って高い建物をみるだけで胸が詰まって心筋梗塞にでもなっちゃうよ」
という東京池袋までバスが高速でぶっ飛ばして4時間で到着。
行きにあれだけ時間がかかったくせに、スキー場から30分のところに高速の入り口があるという超びっくりな立地。
結局高速に乗ったところで本庄、花園、東松山と地元熊谷をくるりと囲むような出口を、
僕がここで降りたいという意思をまったく無視してバスは池袋へ。
バスの中で友達がトイレに行きたいといって一時間以上我慢して、涙目。
たったそれだけのネタで1時間以上いじり続けていた。
つーか本当にもれそうで、到着して近くのマックに駆け込んだ彼は、恍惚な表情と供に店から出てきた。
 
とかなんとかいっても、ケータイをなくした僕は、
ふと時間を見ようと思って無意識にポケットを探ってしまうむなしさに
泣きそうになったり…
・゚・(つД`)・゚・
 
へろへろになって家に到着したら
母親が帰ってくるなり
「あんた、なんか落としてこなかった?」

(;゜Д゜)
「連絡きてるよ」

 
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ありがとう拾った人!!!
僕、幸せだよ!
本体の昨日の安否云々よりSDカードの中の写メが残ってることがうれしい!
 
 
「新潟のスキー場まで取りに来てください」
 
 
・・・・・・・・・え?
 



明日、交渉します
今日は疲れました。