本日夜10時にNHKで「ポスト宮崎駿」関係の番組があることをラテ欄で知ったので
親の前で気まずかったけど久しぶりにテレビ見ました。
取り上げられたのは以下の三つ、今年の夏アニメ映画。
 
話題の息子宮崎吾朗監督「ゲド戦記
GONZO千明孝一監督「ブレイブストーリ」
千明孝一監督がGONZOで僕が好きな作品全部に参加してるということを今調べて知りました)
ハウル途中降板の細田守監督「時をかける少女」。先日レビューしたとおり、惚れました。
 
今日が封切りのゲドですが、ヤフーのレビューを見る限り非ッッ常〜に観る気がなく、
マスコミがはやし立てるゲド熱にものすごく疑問を持っていたので
公開初日にNHKさんでどんな風に取り扱われるのかちょっと楽しみにしていました。
 
 
といってもものすごく期待はずれな表面的なことしか放送されなくて残念…
 
特集が終わった後もちょっとだけ番組を見たけど、
ネットで話題になった言葉からニュースをひっぱるとか、テレビでやることじゃないんじゃないかな
NHKにしては構成薄っぺらかったな〜
 
 
時かけを観ようと思った基準、
ゲドを観たくないと思った基準は
前述のヤフーレビューなのだけれど、
ゲドを「面白い!」という人、時かけを「オタク映画!つまらん!」
という(ヤフーレビューにおいての)少数派の意見が気になってしようがないのです。
作品の評価は個人に依存するものだけれど、
ある程度の評価の基準は大衆によって設定されるものだから、そりゃあ数が多いほうが世間の評判となります。
しかし、少数でも面白いにしろつまらないにしろ、誰かがそう思うということは、
どこかにそう判断される可能性があるということで、無下にその評価を無視したくないのですし、
自分の評価と真逆のことを言われたら気になってしようがないのがヒトというものじゃないすかね。
 
確かにアニメ映画だから、
レヴューがオタクよりの意見に傾くのはしょうがないですけど、
「オタク映画だ」つってカテゴライズされて、頭ごなしに否定されると腹がたっちゃうもんです。
いえ、時かけの件なんですが。
別にアニメ特有の表現は多かったですけど、そこまでオタク向けってわけでもないと思うんですけど
残念なことに、結局そこらへんはアニメに免疫がない人にとってはかわらないんでしょう。
やっぱアニメとオタクの市民権ってしっかり確立されていないんだな〜
でも、そこらへん「ジブリ」は特権階級ですよね。
ジブリ作品ってだけで観たくなりますもん。
ジブリマニアって自称してもオタク視され難いし。
(実際自称するやつって高確率でDQNな気がする)
それで特権を築き上げたのが宮崎駿監督。
(すげえ、「みやざきはやお」と打ち込んだだけで漢字が一発変換される。なんという認知度。)

 
結局「ゲド」がジブリブランドでゴリ押して興行業績は3作品のうち1番になって、
TVCMとかいろいろなメディアで宣伝をしてる「ブレイブ」が2位、
口コミのみの「時かけ」が3位という結果になりそう。
(いや、2位3位は微妙かもしれない)
時かけの評価が圧倒的)

 
しかし、
 
結局ぅ、
観てないやつがぁ、
作品の評価にぃ、
口を出すなぁ、
というお叱りを受けるのは当然です。
……すんません。
でも、ゲドは観たいような観たくないような…
  
ブレイブは観たいな〜
でもお金がないからどうにかしないと…
 
そういえば、
時かけ」のテアトル新宿リピーターキャンペーン。
いろいろブログとかを読んでいると意外と皆さん何度も見に行って、ポスターをもらっているよう。
うへぇ、代金が安い水曜だけにいこうと考えていた僕はすでに乗り遅れている雰囲気!
そしてなにより金銭的に行けなそう…
購入率がやたら高いというパンフも金欠で買いませんでした。
 
ヤフーレビュー
ゲド http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id324031/
ブレイブ http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id323818/
時かけ http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id324826/
(うぉ!ブレイブの評価も結構悪い…)
 
公開にあわせてそこら中で目に付くようになった宮崎吾朗監督のインタビューやら何やらが、
ものすごくとんでもない爆弾なんじゃないかと思えて恐ろしいです。
これってとんでもないことじゃねえか?
あと、こないだ買った「INVITATION」ですが、
表紙、巻頭からゲド特集で、げんなりしちゃって読む気が出ません…
ううう…
 
なんか後になって、吾朗監督を囃し立てたメディアにも責任がある、とかいって飛び火しそうな予感