左足が痛いです。
とある飛空士への追憶」を友達に薦めてみたのですが、
そこまでツボに入る作品ではなくて、
なので彼は世間の盛り上がりに違和感があるようです。
かわりに、彼があんまりっていっていたような気がする
田中ロミオ「AURA〜魔竜院光牙最後の戦い〜」は僕にはとてもおもしろかったです。
なんの話かっつうと、人によって捉え方が違うなっていう、
ただそれだけです。
「AURA」の感想も書いちゃいますけど、
どこか他の人のレビューでも見た、滝本竜彦かって言う
引きこもり文学最前線にあるのは確かだと思います。
話題になった「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と同じく
オタクが自分自身を迎え入れて前を向こうという、
近年のオタク文化の一般認知・受容とあいまった、
オタクの現状を先を見据えて時流に乗った作品だと思います。
もっと掘り下げれば、
人と人とは寄り添い生きてくっていうテーマにも行きつくんでしょうが
そこらへんはセカイ系の印象が強すぎて、
オタク文化の昨今の状況と、
僕らや登場人物といった当事者の立場の変化の表現に意識がいってしまいました。
ヒロインの奇行が実はミスリードで、
ありがちな異能力学園アクションモノに展開してしまうのか、とも考えてドキドキ読みましたけど、
痛々しくも痛々しい現実で話が終わって
おお、逃げずに正面から受けきって終わらせるのか!と拍手したくなる感じです。
どうなんだろ、続編出るのかな?
とりあえずドリ先は先駆者か当事者だというところは読めたのでオチはいまいちでしたが、
痛々ラブコメ路線だったらまだ引っ張れそうだなぁ

サイゾー 2008年 10月号 [雑誌]サイゾー 2008年 10月号 [雑誌]

サイゾーあんま好きじゃないのに思わず買ってしまった自分が悔しいです。
だって神のみが売ってへんねんもん