僕の顔色の悪さは昔から定評があり、
今に始まったわけでなく中学の頃から言われ続けてきたものなのですが
最近はまたよくとり立たされるようになりました。
会社の後輩には声をかけるときに
「すみません、ぐったりしている○○さん」と声をかけられる始末。
変な枕ことばをつけるな〜おまえしばいたろか〜
 
アザブでスパニッシュなシーメー食ってギーロッポンでクロスマFを観てきました。
正確に言うと、
西麻布でスペイン飯を食って六本木で「劇場版マクロスF」を観てきました。
本来は午前中に「マイマイ新子と千年の魔法」見ときたかったんだけど
朝6時に布団に入った身としては、
ごめん、それ無理。
 
■観た映画
劇場版マクロスF虚空歌姫イツワリノウタヒメ〜」
 
僕はあえて書いちゃいます。
つまらなかったし、ドキドキわくわくしなかったのです。
皆さん読み飛ばしてください。
いいところ書いてないです。
  
音楽のシーンは自然と身体がノってきて、
リズムをとって鳥肌が立ちましたが、
それはそれで音楽の話。
何が良かったって曲だけで、
これだったら「マクロスFライブDVD・BD」を買ったほうがマジ得だというのが正直な感想。
ライブDVDのほうが気持ちめちゃくちゃ入っているし、
キャラクターという枠を超えて、
エンターテイメントのクオリティは絶対上。

マクロスF ギャラクシーツアーFINAL in ブドーカン [DVD]

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劇場版のライブシーンでテンションあがった人には超絶お勧めです。
 
(以下ネタバレ注意)
(不快になってもごめんなさい)
 
総集編でもなく再編集でもなく
ほぼ新作なのにこれといって新しい要素もなく、
感情移入の出来ない美男美女のどーでもいいちちくり話。
「ヱヴァ破」のリビルドを見ていると、
ビジネス以外の面で劇場版として作った意味もよくわからない。
果たしてアルトの自己実現はどこに落ち着くのだろうか。
あと戦闘シーン、
サーカスはむしろ「劇場版エウレカセブン」のほうがかっこよかったのでは?
う〜ん。
CD売りたいのだけはよくわかったけど。
飛行機飛ばす意味がむしろ。
 
気になった点をいくつか。 
脚本なのかなぁ、
展開の整合性に納得がいかないのです。
 
最初アルトはシェリルのスパイ疑惑を受け入れなかったのに
ランカを追いかけている姿をちょこっと見ただけで、
あっさり信じて、あそこまで拒絶はないだろう。
あと、
見つけたイヤリングを届ける時には、厳重なセキュリティも全くなく
会場の最深部にいる「銀河の妖精」の元へ簡単に行けちゃったり、
しかもオズマとキャシーはこっそり別の場所から出てくるし。
 
ライブシーンはシェリルと観客がやたら遠く、
会場との一体感がないので、リアルな「歌姫」
人々を導くシンボルとしての存在感は、ラストのソロパート以外感じられませんでした。
一人で歌い続けるシーンはめっちゃかっこよくて、泣きそうになったけど。
いつもは誰のために歌ってんだろう。
シェリル」だけど「ただの女の子」なんだよ、
ってのを一番書きたかったのかなぁ。
観客の描写が一切ないから一方的に「私の歌」を聞かせている感覚?
うまく言えないけど。
 
また、
ラストのツインボーカルの時は、
デビューしたてのド新人のランカが
急に同じステージに立つことをシェリルがあっさり許すのがどうかと。
シェリルはプロだ」って言ってたのに
二人の関係性がまったく育っていない段階で
ランカに同じステージを踏むことを許すだけの必然が見つけられない。
アイモを知ってるってだけで?
 
マクロスってこんなにセカイ系の小さな話だったっけ。
正直得るものがほとんど無い作品です。
その点、「劇場版エウレカセブン」は
テーマと伝えたいことがしっかりしていたもん。
さらにその上は「グレンラガン」だけど。