朝、
会社へ向かう路地の
狭い空から見上げた明るい空に白い月が浮かんでいた。
狭いけれど雲ひとつないきれいな青空で、
一番近くの天体があんなにきれいに見えるなんて
今歩いている路地はどれだけちっぽけで狭いものなのだろうか。
そんなことを考えていると
何もかもどうでもよくなって気さえもする。