新宿で「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」観てきました。
昼だけどで800人以上埋まるとか、すげー。
作画はもっとひどいのかと思っていたら意外と普通で、
でもTV版と変わんないじゃんって言ったらそれまでだけど、
兄成のカットはそのまま使用できなかったのかというくらい。

あとは、獣医さんが手の水をきるところがかっこよかった。
 
同日公開の「劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」に比べると
話は圧倒的にわかりやすくてまとまってるし、
戦闘シーンは確かにFateの方が上だけど
地力はなのはかなぁ、
でもみんなどっちも観るだろう。
そしてどんどんハルヒが楽しみに。
 
とりあえず一番面白いのは劇場版にしてやっと気づいた構造。
大人のわがままで捨てられた子どもの話なのに、劇中に大人は不在。
成長を導く大人もいない中で子どもたちは悩み、自立し、
出てくる大人は逆に子供に助けを求める。
しかも子供の成長話なのにターゲットは大人の魔法少女モノ。
どこが狙いなんだ。
テーマはすごくいいし、伝わるけど、
それを経験で知っている大人に伝えてもしょうがないだろ。
少年少女の戦争モノ、
ガンダムエウレカエヴァと同じ時間帯にできればまた違ったのかもね。
イロイロと無理だろうけど…。
ビルドゥングスロマンってどこにあるべきなんだ。
グレンラガンは、
個人的には組織成長の話だと思ってるから大人向けとういことで棚に上げます。
 
本当はそこらへんを全部すっとばして、
純粋に「可愛くて楽しい魔法少女モノ」ってのがスタートなんだろうな。
(トラハはやったことないからわかんないです)
 
「白い服」のなのはが、ブレない「絶対的な善」の象徴として描かれ、
彼女サイドの人間にも受け入れ与える無償の愛が存在している時点で、
機械仕掛けの神による救いで、結局最後は大団円っつうのが簡単に分かりますが、
TV版のシンジくんよろしく、最後まで自分の感情を突き通したプレシアには尊敬です。
 
しっかしあんなデカイスクリーンで
9歳の女の子が泣かずに血だらけで戦ってる映画を
ダイの大人が大勢並んで観るっちゅうのも、
面白い社会かと思います。
いいぞもっとやれ