昨日夏休みの京都旅行から帰ってきました。
ずっと雨で、というか大雨で、
人は少なかったけどかなりぬれました。
一緒に言ってくれた大学院生の友達のおかげで、
当日のプランもしっかり立ててもらえて、なにより安く旅行できました。
ありがとう!
さらには僕がやたら太り始めていること、
寝言がヒドイことを指摘してくれました。
なんかね、
「痛い痛い痛いっ!」
ってゴロゴロよじりながら寝言言ってたんだって。
それ以外にも「言葉」としてなにやらいろいろしゃべっていたらしいし。
我ながら怖いっつうのね。
 
10/2/10PM〜(雨)
相国寺


「冬の旅」というJRか何かの企画なのか、
いろいろ限定公開されているところを回るていでスタート。

隣に同志社のキャンパスがあったのでこっそり侵入。
すご、なにこの建築…
うちなんか全然目じゃないじゃないか…

京都御所を通って飯食ってホテルへ。
御所内の自転車の通り道って自然と決まってるのかね、
轍になっていてオモシロす。

あと、やってなかったけれどなにやら紫式部のお宅発見。
暴れん坊少納言」について同行の友人に語ったけれどかんばしい反応なし。

京都のお店って佇まいがかっこいい。


京都市役所前駅での幼稚園の写真展示。と壁画。
園児が生き生きしていて素晴らしかったのにこれがツボに入ってしまう切なさ。
三十三間堂の奥にある地元の人しかこなそうであろう鉄板焼き屋で夕食。
ガイドブックに載っていたとはいえなんというローカルさ。
ホテルへ帰る途中、あまりによっぱらって街路樹に突っ込むという醜態。
久しぶりにあんなにぐでんぐでんになったのはきっと気が抜けたせいです。
 
10/2/11(雨)


行ってみたかった延々と続く鳥居、伏見稲荷
京都駅からすぐ近くなのね。
絵馬をチェックしたら八雲藍のを数枚発見。
東方キャラは名前くらい覚えたかも。

結界の入口となる鳥居がこんだけ続くと、なんか酔うっていうか
ほんと違う世界へ続いていそうな気がしてしまう不思議。
雨のせいか人も全くいなくて、ゆっくり見られました。ってずっと鳥居だけどね。

これ新しいの立てるとき、どうやって上に持ってきてるんだろう。




四つ辻の茶屋まで登って、下山は東福寺を目指す別ルートで。
山の中から部活動の掛け声が響いてくるのだけれど全く学校が見えず、
山びこしてるのは分かっていてもちょっと怖いって。

東福寺も冬の限定公開中。


戦後になって復興された、平安は九条家の庭だそう。

西郷さんが、、、なにかを決めたらしい。
むむむ、忘れてしまった…日本史の本をいつか読もう。

東福寺のモダンな裏庭。
東大寺興福寺にあやかって東福寺と名付けたんだそうな。
宗教が政治をしていた時代も今以上にいろいろな所に衝突とや策略いうものがあったんだよね、
そういうものが現代に残ってつながっているというもの実におもしろい。

八坂神宮ではボーイスカウト+ガールが建国記念の餅を配っていたので並んで略奪。
海外の観光客も並んでいて餅をもらっていた。
餅って英語でなんていうんだろう。

京都の路地はとってもかっこいい。
名前も小路ってついていて、統一・洗練されていて雰囲気が抜群。
たとえばお店が並んでいても、
昔ながらの商店の隣にフランス料理屋とかが入っていても
「なんだかモダン」で洗練されて見える不思議。
日本が海外のものを取り込んで自分のものにするのがうまいって言うのはよく聞く話だけれど、
京都でそれを見た場合、
海外の文化が入ってきた昔しもこうだったのかな、というエセ歴史のようなバックボーンを町並みから感じ取れるから
違和感なく洗練されているように感じるのかもしれない。


一念坂、二寧坂、三寧坂を通って清水へ。
はじめて通ったからワクワクしまくり。
漢字の意味も興味深いのでググってみよう。



地主神社と清水の舞台。
清水の舞台は、なぜか向こうにゴジラが通ったことを感慨深く思い出させました。

そのまま坂を戻って知恩院へ。
三門の内部が公開されていたので見学。
廃仏毀釈の時に参拝に来た人々が無断で内部まで上がって残して行った落書きも国宝として保存されているそうで
そこまでくるめて寺院の歴史としてしっかり残していることが非常に面白いです。
ていうかいつの世も、やってることは同じなのね…

青蓮院前を通って平安神宮前まで。
「冬の旅」のスタンプラリーがたまったので、対応する喫茶店でただお茶ができるのです。

天気も土砂降りだったのでこれ幸いと休憩。

初日とは別のホテルへチェックインして、近くの銭湯へ。
これまたレトロな感じが素敵。
近くで見つけたイタ飯屋で夕食。
 
10/2/12(小雨)

特にやることもないので遠出してみようとなり、
高雄>大原ということで高雄へ。
オフシーズンも相まってか全く人がいない閑散とした冬の山。




世界遺産高山寺は、りっぱな杉に囲まれたところでした。
このへんは苔のきれいさばっかり気にしてました。
日本のお茶文化の発祥の地で、最古の茶園のある寺です。


山を挟んでとなりになる神護寺にも参拝。
長く続く石段を抜けると、山の中とは思えない伽藍が…

こいつは修業したくもなるくらいの雄大さ。
国宝の薬師如来像と十二神将像のある本堂には凛とした空気が張り詰めていて
人里離れた山中で自分と向き合って修行するっていうのが、なんか納得いきました。
やっぱり違うなぁ。
はじめて朱印帳も買ってしまった…

一時間に一本のバスに走って飛び乗り、息も絶え絶え下山。

太秦天竜川から乗り換えて広隆寺へ。
国宝第1号の半跏思惟像などを拝観。
平安の木造物が残っているなんて本当にすごい。
世の中のわからないことが妖怪や奇跡などの人外としてくくられていた時代において、
奇跡や希望の定義となる仏像はどれだけの効力を持っていたのだろうか。
しかして人の創造の範囲内で作られる偶像が、
それでいて人を超えた存在として表現され、偶像化されなければいけない、
そこに加わる職人たちの技術、想像力の素晴らしさを尊敬せずにはいられません。


行ってみたかった場所その2、竹の小道。
最近空の境界を観たからかもしれないです。
さわさわ揺れる竹の葉の音がなんとも雅。


その向こうをくるっと回ったところにある珍しい神社、
髪の毛を司る御髪神社だそうです。
絵馬には、切実な思いが沢山。
アートネイチャー、リーブ21など、名だたる育毛系企業からの寄付が連なっていてびっくり。
こぢんまりとした、何も無い神社だったけれど業界の人はみんな知っているのかもね。

夜は錦小路の6席しかないとっても小さな寿司屋で穴子丼。
ガイドブックに15年以上乗り続けているお店で、
地元の常連さんもいてえらく談笑してしまった。
ていうかていうか、戦前・戦中の人達とメシを食う機会って会社でもねえよ。
つか戦前なのにスーツで飯くってるって
サラリーマン現役でらっしゃいますか??ごくり…

その後、先斗町をぶらっとして一・ニ杯飲んで京都最後の夜を終了。
 
10/2/13(晴)
最終日は帰るだけだというのに晴天。
むしろ東京に戻ったら雨だし。
その足で髪を切りに熊谷まで戻ったら雪に変わってるし。
昼からずっと気持ち悪くって、家に帰ってた体温を測ったら発熱してるし、
明日のラブプラスのコピ本原稿を朝ギリギリまで描いて寝ました。

イベント自体は先輩におまかせ。
体力回復のためにずっと寝ていると思いきや、
■観た映画
空の境界」第3〜5章
これなんだスゲーかっこいいじゃないか。
話のわかりやすさとか置いといても作画・音楽・背景、全部トップクラス。
Fate劇場版…
 
正直明日からの仕事に復帰できるか怖い。だらけ過ぎたわ。