古い家なので色々なものがある。
日本史の資料集に載っている道具とか、手が回らないほど太い一木の臼とか。
そんで今日は後者の1年に1回の晴れ舞台であった。
子ども会的な団体のお兄さんとして臼を貸し出し、持ちつきをやったのだ。
僕自身、杵と臼でもちをつくのは久しぶりなので、ハッスルしてしまったのだが
いかんせんニートに杵は重く、すこしでくたばってしまった。
もちはと言えば予想通りべっちゃべちゃで、まずくはなかったけれど、決してうまくもなかった。
しかし、べちゃべちゃもちはほんの一部だけで、
残りは「もちつき機」なる文明の利器によって生み出された科学の子たちだったので、被害は大したことなかった。
大きいお姉さんが喜ぶかもしれない、小学校低学年のガキどもとじゃれあったりして何気に楽しかったのだけれど、
やっぱりガキどもはうんこだのちんこだの、下ネタが大好きということを再認識した。
だって、蹴ってくんだもん。
その攻撃を「これもお兄ちゃん役のサダメだよな〜」なんて思って甘んじて受けていたら
次の瞬間、僕の顔面にビンタを入れやがった。
 
「あいた」
痛くないけど、吹っ飛ぶメガネ…
ちょ。
ガキ。
 
見事に歪んでいるフレーム。
 
「……これは、涙?……泣いてるのは、私?」
 
まだ買ってから1ヶ月たってねぇんだよ ビ チ グ ソ が ぁ っ !!!