パソコンがぶっ壊れた影響でブログを書く場所が自室から居間に変わってしまった事によって
このブログの極めて個人的趣味的秘匿性が薄れたというか
プライベートなものが公になってしまったような錯覚がありますが、
ニートの僕が故障の原因と推測されるマザーボードを交換する資金を持ち合わせているはずも無く
同時に、このままネットから隔絶された環境に甘んじるわけにもいかないので
この起動しているのがやっとのような老婆、Meたんを利用するしか、
もう手段が残されていないので背に腹は換えられません…
その換える事の出来ない腹も、腸炎から来る発熱が収まってはや一週間というのに
未だ本調子に戻る事はないし、
ここんとこほとんど寝たきり(自主的に)だったので体全体の調子も著しく弱体化していて、
今日なんか折角ぎーろっぽんの国立新美術館にモネ展を見に行ってきたのに
ほとほと貧血気味に陥るほど疲れてしまいました。
(「ほとほと」って使ってみたかっただけ、多分誤用)
 
写真が発明され、近代美術がその写実性において行き詰まった時、
絵画の新たな可能性として抽象画を発展させた人物であるモネ。
しかし彼は「眼」であることしか出来ず、失敗したのだった…
的なことをこの間モグった授業で先生が喋っていたので非常に興味を持ち
ちょうどモネ展が開催されていたので見に行ってきたわけです。
 
すごい。
近くで見るのと遠くで見るのでこんなに絵が変わってしまう事と、
色と光だけに集中してここまで、それこそ抽象的に世界を見ることができるなんて
本当にすごいと思いました。
世界をこういう色彩で捉えられるのってとてもすごい。
つうか僕らも日常の世界をモネの絵と同じように見ているのだろうけど、
なんかそういったものは手を伸ばすと陽炎の様に揺らいでしまうというか
実際捕まえる事が出来ないような気がして、
それをこうして表現する事が出来たモネって本当に素晴らしい「眼」だったのだなぁ…
他にジャポニズムの構図関係なんかは、日本的な背景の配置、
以前にこのブログで適当に書いた、
映画やアニメの構図や背景の話に繋がっていることが感じられて少し嬉しかったです。
面白いね、美術の歴史の解体って
まあこの辺をまとめて別の授業のレポートにして提出しなければいけないのでそれはまた別の機会に個人的に書くことにします。
(パソコン死んでるけど)