NHKのプロフェッショナルを見て心拍数が上昇。
今日のプロフェッショナルは自閉症支援者、服巻智子さん。
→:http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/071030/index.html
 
棘のある言葉でも受け入れてくれる圧倒的な善意が、僕を不安にさせる。
僕は世の中に純粋な善意はそうそうあるものじゃないと思っている。
「そうそう」と思っている時点でそこに存在を期待しているのだけれど…
他人との接し方や生きるということなどの福祉を少し勉強した身として、
支援者がどうあるべきなのかとか、自分がどうあるべきなのかとか考えてしまう。
僕自身は支援者でもなんでもないし、むしろ被支援者側かもしれないけれど
他人と生きていく上で他者を受け入れる事を必然とするならば、自分の立場なんて関係なく
服巻さんのように他者を受け入れる考え方が必要となる場面が生活の大半を占めるだろう。
自分にそれが出来るのか、別にそれだけが正しいというわけでもないのだろうけど、
きっと僕にはそれが出来ない。
僕は他者を確立するよりもどうにかして自己を正当化することを優先してしまうだろう。
だから実践している人をすごいと心底思う。
彼らの善意は一体どこから来るのだろう…
善意を純粋に受け取る事ができない僕は、裏切られるのが怖いのだ。
自分に期待しない事。
他人に期待しない事。
そこらへんが崎嶇たる世の中ををやんわりと過ごすコツだと思う。
他者を自分の中へ入れない僕が他者の中に入っていけるのだろうか…
 
みたいなことをグダグダ母親に話したら、
「それは生きていくうちに成長していくものだよ」
と笑いながら返された。
やっぱり敵わないにゃぁ〜