BS2のアカデミー賞特集が始まりました。
今日は「カッコーの巣の上で」でした。
山本監督の解説を聞きたかったのに残念…
この特集は登場しないのかなぁ
「カッコーの巣」という精神病棟に託された人たちは、どうなってしまうのかというお話です。
アカデミー賞主要5部門独占だなんてすごいですね。
俳優のかたがたの演技も素晴らしかったです。
拘束具つきのベッドとかロボトミー手術とか、開放されていない当時の治療、
看護婦長側、治療側の正義と患者(主人公)側の正義のせめぎ合いがとてもリアルでした。
でもなんなんだろう、
びっみょーに気になるところが多いというか
患者が自殺しないようにペンとかガラス製品に気をつけるとか、
それこそ実際にある「ドアノブのない部屋」とかを出しちゃってもいいような気がしました。
(※内側に収容された患者がドアすら開けられない環境)
そういったところでいうと「17歳のカルテ」のほうが骨身にしみる感じです…
Yahoo!映画の「33年ぶりに見た」って人の作品評価
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id4572/rid69/p0/s0/c0/
「33年前の自分だったら採点は星三つでしょうが、現在あらためて見ると星五つですね」
を読むと、これから年を経ていくと評価が変わる作品なのかもしれないと思う限りです。
 
ちなみに「カッコーの巣の上で」の原題「One flew over the cuckco's nest」。
「cuckco」は蔑称スラングで「アホ」とか「いかれたヤツ」で
「the cuckco's nest」 はそのまま「精神病院」を意味するそうです。